大阪大学名誉教授 大山 良徳 医学博士の水素医学の未来について

今日、多機能を発揮する水素医学が世界中で注目されています。老化や病気の根源は悪玉活性酸素であり、その活性酸素が寿命を縮めるといっても過言ではありません。近年の研究結果では、マウスやショウジョウバエ、線虫に水素摂取させることで平均寿命が延長することが明らかになりました。また、世界の薬事承認に関して、中国では2019年12月に水素・酸素混合ガス装置が国家第三類医療機器として薬事承認され、アメリカでは水素ガス装置の薬事承認に向け、第一相治験が終了しています。イギリスやインド、台湾でも水素ガスは治療としても流通されていますので、世界のそれぞれの国で注目されていることは間違いないでしょう。副作用もなく多機能を発揮する水素医学を日本国も遅れることなく臨床試験や研究そして早々に国内の各地で実用化できるように、取り組むべきだと考えています。

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